資格の勉強に使うテキストや問題集は、何を基準に選べばいいのか悩んでしまいますよね。
行政書士の教材は書店にも多く並んでいて、どれを手に取るべきか迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、今回の受験で私が使った講座や教材を振り返り、よかった点や合わないと感じた点などをまとめていきます。あくまで一受験生としての感想にはなりますが、これから教材選びをする方に、何か参考になることがあれば幸いです。
今年使った教材と、その選択理由
教材を揃えようと考えたとき、TACの「みんなが欲しかった」シリーズを第一候補として考えていました。理由は、簿記の受験で同シリーズを使った経験があり、イラストが親しみやすく、内容も理解しやすいと感じていたからです。
その流れで情報を調べているうちに、「みんなが欲しかった」シリーズの教材を使ってWEB講義を提供している独学道場という講座があることを知りました。
行政書士の独学道場には使用教材の異なる2つのコースがあり、その中でも「みんなが欲しかった」シリーズを使うコースは、初学者にも取り組みやすそうだと感じました。
教材のみを購入して完全独学で進めることも可能ですが、法律系の資格は初めての受験であること、また理解に時間がかかりそうだと感じたことから、講義のサポートを受けながら進めたほうが効率的だと判断し、この講座を受講することにしました。
独学道場のセットに含まれている教材以外で追加購入したのは、肢別問題集と過去問集の2冊です。どちらも「みんなが欲しかった」シリーズで統一しました。
シリーズを揃えることで、問題集からテキストの該当箇所を参照しやすく、学習内容を相互に行き来しやすいと感じたためです。
独学道場の内容と、実際の使い方
ここからは、私が受講した独学道場の内容と、実際の学習の進め方についてご紹介します。
独学道場のセット内容(受講当時)
独学道場のセットに含まれていた教材は、以下のとおりです。
※筆者が受講した時点の内容です。
- テキスト1冊(5分冊)
- 問題集1冊
- 記述式問題集1冊
- Web講義 全69回(各回約45分)
(基礎学習、問題演習、模試解説など) - 予想模試3回分+R6年度本試験問題
- 全国公開模試2回分
- 直前対策1冊
- 質問カード5回分
このほかに、肢別問題集と過去問集を個別に購入し、学習に使用しました。
実際の学習の進め方(私の場合)
独学道場には学習ガイドブックも付属しており、おすすめの学習方法が紹介されています。
ただし、ここでは私自身が実践していた学習の進め方を紹介します。
① 基礎学習(1周目)
基礎学習は、
「動画を見る → テキストを読む → 肢別問題 → 問題集」
という流れで進めました。
動画の前にテキストを読まなくても大丈夫か不安に思いましたが、先に動画を見ることで論点の全体像や重要度が把握でき、その後のテキスト理解がスムーズだと感じました。
テキスト末尾の「確認問題」は基礎的な内容が中心だったため、肢別問題集で一つ一つの肢を確認し、理解を深めることを意識していました。
理解が浅い段階で五肢択一問題に取り組むと、消去法に頼りがちになるため、肢別 → 問題集の順番が自分には合っていました。
② 2周目・3周目以降
2周目以降は、学習の流れを以下のように変更しました。
「テキストを読む → 分からない部分だけ動画を見る → 肢別問題集 → 問題集」
動画は1本あたり45分前後あり、視聴にはそれなりの時間がかかります。
すでに理解できている論点については、動画視聴は不要と判断しました。
③ 質問カードについて
質問カード(5回分)は、私は一度も利用しませんでした。
質問を送ってから回答が返却されるまでに5~7営業日ほどかかるため、疑問点はできるだけ早く解消したいと考え、ネット検索やYouTubeを活用して自己解決していました。
④ 全国公開模試の受け方
全国公開模試は、会場受験と自宅受験のどちらも可能でした。
自宅受験は会場に比べて緊張感はありませんが、私は本試験と同じ13時~16時の時間帯に、自宅で本番のつもりで受験しました。
使ってみて良かった点
独学道場を使ってみて、特によかったと感じている点は以下の2つです。
① 講義動画による理解のサポート
講義動画を視聴することで、完全独学に比べてテキストの理解にかかる時間を短縮できたと感じています。また、自己流の誤った解釈に陥るリスクを減らすことができた点も大きかったです。
② 模試解説動画による理解の補完
講師による模試解説動画を視聴することで、解答に記載された解説文を読むだけではピンとこなかった部分も、納得して理解することができました。
初学者にとって、講義動画によるサポートは想像以上に大きかったと感じています。
また、全国公開模試のようなイベントがあることで、実力測定だけでなく、学習全体にメリハリが生まれるという効果もあったと考えています。
使ってみて合わなかった点
合わなかったと感じている点を挙げるとすれば、先ほども触れたとおり、質問カードの回答までに時間がかかる点です。
私の場合は、ネット検索やYouTubeなどを活用することで疑問点を自己解決できたため、大きな支障はありませんでした。
ただ、強いて要望を挙げるとすれば、マイページ上に質問機能が設けられ、3営業日程度で回答が得られるような仕組みがあれば、より心強いと感じたと思います。
初学者の立場から感じた教材選びのポイント
今回の受験を通して、初学者の立場から感じた教材選びのポイントは、次の3点です。
①「理解の補助」があるか
初学者がテキストや問題集の内容を理解するには、学習経験者よりも時間がかかるのが自然だと思います。
私の場合、完全独学よりも講義動画のような理解を補助してくれるものがあることで、内容を正しく、かつ効率的に理解しやすくなったと感じました。
②「学習の流れ」が見えるか
本試験に対応する力をつけるために、どのような順番で学習を進めていけばよいのか。
その流れについて、ガイドやヒントが示されている教材は、初学者にとって心強い存在だと感じています。
テキストや問題集だけでなく、模試や演習教材なども含めて、自分なりの学習の進め方をイメージできるかどうかは、教材選びの一つのポイントになると思います。
③「自分の状況に合っているか」
内容が理解しやすいかどうかに加えて、学習に割ける時間や生活スタイルに合っているかも重要だと感じました。
同じ初学者でも、仕事をしている人とそうでない人では、取り組める学習量に違いがあります。
自分の状況を踏まえたうえで、無理なく続けられそうかどうかを考えることが大切だと思います。
おわりに
今回は、今年の学習で使用した教材と、その使い方について振り返りました。
来年に向けては、今回の経験を踏まえながら、自分に合った学習方法を模索していきたいと考えています。
教材選びに悩む方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。



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